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Welcome to Jiong Novel World.
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これは私が数年前に見た夢の話である。

この夢の話をする前に少し私の生い立ちを話しておくとしよう。

私は物心ついたときには母親が居なかった。
どうやら生まれて少したつと別居したらしい。

そして私が中学3年の時の事、夜、母親から突然の電話があった。
初めて話す母親との会話、私はすごくうれしかった。
会話の流れで今度一度逢おうと言う話だった。
とてもうれしくその逢う日が待ちどうしかった・・・。

そして半年がたった頃、家に一本の電話が入った。
その電話は母親が死んだとの事だった・・・
その時私は愕然として、今までにないほど泣いた。
初めて見る母親の顔が死んだ顔なんて・・・押さえきれない感情が涙となって出てしまった。

そして月日は流れある日の夜に母親の夢をみた。

夢の中で知らない町を歩いてた・・・なぜか来たことのある道だった。
理由はないが記憶にある道だった。

この先の家に居る・・・なぜかそう思った。
誰なのかもわからないが、そこに「居る」というのがわかった。
急いでその家に行き、その家の中に入った。
そこには死んだはずの母親がフトンの上に横たわっていた。

「あ!母さん!」

と私が言うと母親はコッチを向いて泣いてた・・・
その涙ですぐに私はわかった・・・
もうダメなんだなと・・・・
もう死んでしまうんだ・・とわかった・・。
母親は苦しそうに体を起こし私に両手を差し伸べた・・
私はその両手の中に入り母親を抱きしめ思いっきり泣いた・・・。

「間に合った・・逢いたかった 母さん」

その後夢から覚めた私は起きてもまだ泣いていた。
悲しいのとうれしいのでわけもわからずに夜中に大泣きをした。

自分は本当に母を愛しておりそして、逢いたかった・・・・

それは暑い8月のお盆の夜の夢だった・・・・。
母親が私に逢いに来てくれたのだと思いその翌日にお墓参りをした。


今、この文を書いた私は書きながら泣いてしまった。
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無題
ニョキは泣きながら読んじゃった。
兄貴がやっと殻をヤブって心の中を見せてくれたように感じる。

死で終らない命もあるんだって聞いた事ある。
死ぬまでその人の事を覚えていたら、死んだ時その人が待っててくれるんだって。

兄貴は随分辛い想いをして来たんだね。

にょきタソ 2006/08/03(Thu)23:30:18 編集
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